腰椎椎間板ヘルニア

「腰椎椎間板ヘルニアと診断されました。なかなか痛みがとれません」

というお話を耳にします。

私(院長)も腰椎椎間板ヘルニアになった人ですから症状の辛さはよくわかります。

「どこの病院で診断を受けましたか?」と訊ねるとほとんどの方が

整骨院や病院でレントゲンを撮って言われましたとお話しします。

整骨院では問診や神経学的検査で腰椎椎間板ヘルニアを判断します。

整形外科などの病院では問診と神経学的検査とレントゲン検査で判断します。

MRI画像診断がある病院ではMRIも行いますが、

ほとんどの病院では初めは行いません。

レントゲン検査をして疑いのある患者さんのみにMRI検査をするところが多いです。

MRI検査では腰椎椎間板ヘルニアははっきりとわかりますが、

神経学的検査やレントゲン検査だけでははっきりとはわかりにくいのが現状です。

はっきりとわかりたいのであればMRI検査をお勧めします。

痛みの原因が分かったと言ってすぐに治るわけではありません。

腰椎椎間板ヘルニアになった原因

(ストレス、姿勢、無理な運動、食生活、体の歪みなど)

を見つけ出して治療していかなければ、薬で痛みを止めても薬をやめれば

また痛みが出てしまいます。

腰椎椎間板ヘルニアの原因は人それぞれ違いますから改善する期間も違います。

1カ月で良くなる人もいれば1年以上かかる人もいます。

症状が悪化すれば私の様に手術しなければ良くならない人もいます。

私が言えることは腰に無理をかけず地道に治すことです。

私も腰椎椎間板ヘルニアの発症から16年は痛み無く過ごせていましたから。

腰の痛み(腰椎椎間板ヘルニア)に対する正しい知識を先生に教わり、

治していくことが腰痛改善の近道と言えます。

 

腰椎椎間板ヘルニアの神経学的症状

腰椎椎間板ヘルニアは主にL4・L5・S1と言われる神経根の障害によって

起こります。(特に多いのがL5)

L4は第3腰椎と第4腰椎の間から出てくる神経根でここが障害を受けると

腰の痛みだけでなく、ふともも(大腿四頭筋)やすね(前脛骨筋)の筋力低下、

下腿内側のしびれ(知覚麻痺)などが現れます。

L5は第4腰椎と第5腰椎の間から出てくる神経根でここが障害を受けると

腰の痛みだけでなく、臀部(中殿筋)や足の親指(長拇趾伸筋)の筋力低下、

足の親指から甲にかけてのしびれ(知覚麻痺)などが現れます。

S1は第5腰椎と仙骨の間から出てくる神経根でここが障害を受けると

腰の痛みだけでなく、臀部(大殿筋)やふくらはぎ(腓腹筋、ひらめ筋)の筋力低下、

足の外くるぶしから小指のしびれ(知覚麻痺)などが現れます。

これらの症状が出ると歩行などが困難になります。

腰の痛みが改善しても筋力低下や知覚麻痺はすぐに治りません。

筋力低下や知覚麻痺はリハビリを続けても1年以上かかることもあります。

歩行などが安定するには時間がかかると思っておいたほうがいいでしょう。

しかし、改善しない事はありません。

私は腰椎椎間板ヘルニアの手術後1年でフルマラソン完走ができました。

地道に治療をすれば回復は可能です。

正しい知識を身に付けることで痛みから逃れることができます。

自分の体の正しい知識を身に付けましょう。

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