月別アーカイブ: 9月 2011

腸脛靭帯炎

ランニングしていて膝が痛くなったことはありませんか?ランニングによる膝の痛みの多くはoveruseによるものです。特にランニングによる膝の痛みは腸脛靭帯の炎症が最も多いです。膝を曲げる時に膝関節の外側の骨と腸脛靭帯ががこすれて炎症を引き起こすことで痛みを伴います。膝の痛み場所は膝外側が多いですが、膝裏やふくらはぎ、ふとももの外側まで及ぶことがあります。 腸脛靭帯炎の原因として考えられること●クッション性の悪い靴●不整地や硬い路面、下り坂●能力を超えたランニングや急激な距離の増加●筋力不足や筋力のアンバランス●筋、腱の柔軟性低下などが挙げられます。 近年のランニングブームでランニングを始めようとする方、ランニングを始められた方は増えています。急に始めると筋肉が運動についていけず痛みを引き起こします。運動を始めて体が硬いと感じたことはありませんか?これは確実に筋、腱の柔軟性低下が原因です。運動を始める前に十分な柔軟体操とストレッチ、マッサージをして体をほぐし、バランスを整えてからランニングを行ないましょう。

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膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)

バレーボールで起こりやすい障害の一つに膝の痛みがあります。特に膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)は多くみられます。バレーボールに限りませんが、ジャンプやキックで膝を伸展する力を要するスポーツ、急激にストップをかける動作をするスポーツに多発します。膝を伸ばす動作には主に、ふとももにある大腿四頭筋が使われます。大腿四頭筋は膝蓋骨(膝のお皿)から膝蓋靭帯へとつながります。膝蓋骨は膝を伸展させるのにある程度可動域を持っていますが、疲労し、柔軟性を失った大腿四頭筋の収縮力によって膝蓋骨の可動域がズレ、膝蓋骨靭帯への負担となり痛みます。膝蓋骨靭帯はとても細いため傷つきやすい部位でもあります。 膝蓋骨靭帯炎の原因として考えられること●クッション性の悪い靴●バレーボールの基本姿勢(膝を内側に曲げ、腰を落とすetc)●大腿四頭筋、膝蓋靭帯のoveruse●大腿四頭筋の筋力不足 痛みの原因を見つけ出すことは大切です。痛みの原因が分からないと治療をして痛みが取れたとしても再発の危険があります。痛みの原因を見つけて治療し、筋力を鍛え、ケアすることで改善はできます。 気持ちよく運動をするためにもしっかりとケアする知識をつけましょう。

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肉離れ

走ったり、ジャンプしたりしてふくらはぎにピッと音がするような感じで痛くなった経験はありませんか?これは運動中の急激な動作により、筋膜や筋線維の一部に損傷を伴う障害、「肉離れ」です。筋肉の柔軟性が低下しているとき、無理に筋肉を使おうとすると筋肉がその動きについていけず、筋肉がちぎれて痛みが出ます。特にふとももの後ろ(ハムストリングス)やふくらはぎ(下腿三頭筋)に起こりやすい障害です。発生の原因としては、*睡眠不足*ストレッチ不足*能力を超えたダッシュやジャンプ*筋力不足や筋力のアンバランス*筋・腱の柔軟性低下などが挙げられます。運動前は十分に体を温め(ウォーミングアップ)ストレッチをし、運動後にも柔軟体操(クールダウン)をするようにしましょう。 もし肉離れを起してしまったら・・・。受傷後1~3日は炎症症状(熱感、腫れ、内出血)の改善と痛みの除去を目的として安静、アイシングを行ないましょう。*痛みが強い場合は医療機関で診て頂く方がいいです。4~14日は痛み(ズキズキなど)や熱感、腫れが改善してきたら、患部の血流改善、痛みの除去を目的として温め軽くマッサージを行ないましょう(擦る程度)。15日以降は患部の圧痛や伸展時痛、抵抗時痛を見ながら痛みが強く出ない程度に運動をしていきましょう。無理をして運動してしまうと再受傷の危険性があるので無理をせず運動してください。 これから秋にかけて運動を始める方も多いはず。十分に体をほぐしてから運動を行ないましょう。

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