美容鍼灸に対する注意点

美容鍼灸が少しずつ広まり、多くの鍼灸院、整骨院で行われるようになってきました。

芸能人やモデルがSNSなどで紹介するようになり、

私はありがたく感じています。

美容鍼灸がたいへん良いものであることはわかっていただけていると思います。

そこでリスクや禁忌(施術してはいけない患者)があることも

同時に知ってもらいたいと思います。

これは美容鍼灸に対するリスクの回避になります。

リスクを回避することでより良い施術が出来ると考えています。

 

*美容鍼灸の禁忌

1心疾患や脳血管障害などで抗血液凝固剤などを服用中の場合

抗血液凝固剤を服用していると内出血のリスクが高くなります。

2重度の片頭痛を持っている場合

顔に鍼をすることで片頭痛を誘発するリスクがあります。

3ボトックス治療を受けている場合

ボトックス治療の効果を低下させてしまうリスクがあります。

4フェイスリフト手術後の場合

術後3か月は安定するまでかかるのでそれまでの期間は避けるべきである。

(術後のむくみなどのアフターケアで美容鍼灸を取り入れているクリニックはある)

5金の糸施術手術の場合

安定するまで2カ月くらいかかるのでそれまでの間はリスクを伴う。

6顔に潰瘍や炎症、アザがある場合

悪性腫瘍化するリスクがあります。

7レーザー治療やケミカルピーリングをしている場合

皮膚に炎症反応があり回復するまでに3週間ほどかかるので避ける。

8免疫力が低下している人の場合

免疫力が低下していると感染や好転反応が起こるリスクがあります。

(クッシング症候群・アジソン病・バセドウ病など)

9妊娠期間や急性アレルギー反応がある場合

胎児に影響を与えるリスクがあります。

 

これらに該当する人が必ずしも施術を受けられない事はありません。

美容外科医やかかりつけ医に相談してもらい、

いつからなら受けても良いかを聞いてもらってからであれば大丈夫です。

美容鍼灸は顔に鍼を刺します。

健康な方でも出血や内出血を起こすことがあります。

ふじわら治療院ではご理解の上、施術を行っております。

美容鍼灸に対する注意点を理解してもらい、

より良い美容鍼灸治療ができればと考えております。

 

参考文献  「よくわかる美容鍼灸」  上田隆勇 著

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>