ひざの痛みに対する鍼灸治療

10月も半分が過ぎ、大阪マラソンまであと8日となりました。

いろいろなところでランニングをしている人をみかけます。

いつも長く気持ちよく走れたらいいのですが、

体の痛みを我慢して走っている方も多いはずです。

2016年ランナー世論調査では、

「ひざが痛い」と答えた方は30%もいたそうです。

(ランナーズ12月号参照)

 

私も以前、膝を痛めてうまく走れない時期が数カ月ありました。

ランニング中、着地した際に膝は衝撃を吸収してくれます。

しかし、加齢よって軟骨や半月板がすり減ったり、膝周囲の筋肉が硬かったり、

靭帯が強張っていたりすると膝周囲に炎症が起こり、痛みを生じます。

無理をして走ったりしていると膝の軟骨や半月板を損傷し、

ひざに水がたまったり、歩けない状態になりますので早めのケアが大切です。

 

下記の症状がある人は、鍼灸治療を受けてみてください。

鍼灸治療は筋肉を柔らかくしてくれひざの痛みから解放してくれます。

 

 

1・膝の外側に痛みがある場合は、「腸脛靭帯炎」。

股関節から膝関節まで大腿部の外側を大きな靭帯で支えているのが腸脛靭帯です。

大腿部の筋疲労により腸脛靭帯が引っ張られ、膝の外側の骨にこすれて炎症を起こします。

ランニング中、膝が外を向く人に多い症状でもあります。

うちももが弱い人は膝が外側に向きやすくなります。

 

2・膝の真ん中から下に痛みがある場合は、「ジャンパー膝」。

膝の真ん中には、大腿四頭筋・膝蓋骨・膝蓋靭帯があります。

ジャンプや長時間のランニングにより、大腿四頭筋や膝蓋靭帯に負担がかかり

膝周囲に炎症が起きて痛みを生じます。

よく「ひざのお皿の裏が痛む」と言う人は、ジャンパー膝の可能性が高いです。

 

3・膝の内側に痛みがある場合は、「がそく炎」。

半腱様筋腱、薄筋腱、縫工筋腱が膝下の脛骨内側にまとまって

付着している場所を「がそく」と呼びます。

半腱様筋、薄筋、縫工筋が疲労により「がそく」に負担をかけ

炎症が起こった状態を「がそく炎」といいます。

急にランニングをした人やX脚、回内足の方はがそく部に負担がかかりやすく

炎症を起こしやすいとさせています。

「がそく」部分が炎症により硬くなると膝が伸ばしにくくなります。

 

 

鍼灸治療は凝り固まった筋肉を柔らかくしてくれて柔軟性を改善してくれます。

膝に不安のある方は早めにケアをしてください。

痛みを我慢してもいいことはありませんよ。

*膝に腫れを感じたとき(水が溜まっているなと思われるとき)は、

整形外科を必ず受診してください。

無理をすると痛みが長引いてしまい、気持ちよく走れなくなりますからね。

 

 

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