前回、腰痛の原因になる筋肉をお話ししました。
今回は、腰痛が起こる筋肉のどの部分に
トリガーポイントが存在するかを説明します。
腰の筋肉のトリガーポイント
1最長筋
胸椎11胸椎周囲の最長筋に起こりやすく、関連痛は仙骨から臀部に痛みを感じる。
腰椎1腰椎周囲の最長筋にも起こりやすく、関連痛は仙腸関節から腸骨にかけて痛みを感じる。
2腸肋筋
胸椎11胸椎周囲の腸肋筋から起こりやすく、関連痛は肩甲骨付近から腸骨にかけて痛みを感じる。痛みは時に腹部まで感じることがある。
腰椎1腰椎周囲の腸肋筋から起こりやすく、関連痛は臀部の深部に痛みを感じる。
3腰方形筋
第12肋骨周囲の腰方形筋から起こりやすく、関連痛は仙腸関節から腸骨にかけて痛みを感じる。
腸骨周囲の腰方形筋から起こりやすく、関連痛は臀部から足の付け根にかけて痛みを感じる。
4多裂筋
胸椎、腰椎の周囲の多裂筋はどの場所からも起こりやすく、トリガーポイント周囲に関連痛を引き起こす。
特に第2腰椎と第1仙椎でのトリガーポイントは腹部にも関連痛を引き起こす。
5大殿筋
仙骨周囲の大殿筋から起こりやすく、関連痛は仙骨から脚の付け根にかけて痛みを感じる。
臀部後方の大殿筋から起こりやすく、関連痛は臀部全体と深部に痛みを感じる。
6中殿筋
腸骨後方の中殿筋から起こりやすく、関連痛は腰から仙骨にかけて痛みを感じる。
腸骨前方の中殿筋から起こりやすく、関連痛は股関節から仙骨にかけて痛みを感じる。
どの筋肉が腰痛に関係しているかを把握し、
治療をすることで早期に痛みが軽減してくれます。
痛いところが悪いとは限らないです。
痛みのある周囲に原因となる筋肉は存在します。
トリガーポイント療法で痛みのある生活から抜け出しましょう。