月別アーカイブ: 11月 2016

頭痛のトリガーポイント

今日は寒くなりましたね。 東京では54年ぶりとなる11月の初雪観測になったそうですね。 大阪も雪は降りませんでしたがかなり寒くなりました。 こんなに急に寒くなると肩こりや頭痛で悩まされている人が多くなります。 原因は、気圧と筋緊張によるものです。 みなさんも寒くなると肩や背中を丸くして歩いていませんか? 肩や背中を丸くしていると背中から肩首の筋肉が伸ばされ、 血行が悪くなり筋肉の働きが低下していきます。 これにより、肩や首の痛みにつながるのです。 背中や肩を丸くしている動作が長く続けば慢性疼痛になっていきます。 肩こりや頭痛に悩まさせる前に暖かい服装で出掛けるようにしましょう。   肩・首の筋肉   ①僧帽筋 後頭部から背中の肩甲骨にかけて大きく存在している筋肉です。 肩甲骨の上にできるトリガーポイントは肩の痛みや頭痛を出します。 肩甲骨の間のトリガーポイントでは肩の痛みや後頭部の痛みを出します。   ②肩甲挙筋 肩甲骨の上角から頸部横突起につながっている筋肉で肩をすくめる動作に働きます。 肩甲骨上角周囲にトリガーポイントがあり、首の付け根や肩甲骨に痛みを感じる。 トリガーポイントが存在すると首の回旋運動の制限がかかる。   ③胸鎖乳突筋 耳の後ろから鎖骨につながる筋肉で首の回旋や下を向く動作に作用する。 横を向いたときに首に盛り上がって出てくる筋肉が胸鎖乳突筋です。 筋腹にトリガーポイントが存在し、後頭部や前頭部、目の周囲、耳周囲に痛みを出す。 筋緊張が強くなるとめまいを引き起こすこともある。   ④半棘筋 半棘筋は、頸半棘筋と頭半棘筋があり、頭の側屈や後屈、回旋に作用する。 半棘筋は首の奥にある筋肉で、頸の付け根にトリガーポイントが存在し、 後頭部からこめかみにかけて痛みをともなう。 下を向く時間が多い人にトリガーポイントが発生しやすい。   ⑤板状筋 板状筋は、頭板状筋と頸板状筋があり、頸部伸展、回旋に作用する。 板状筋は首の付け根あたりから後頭部耳の後ろに筋肉があり、 筋腹にトリガーポイントが存在し、頸から目の奥、頭頂部に痛みを感じる。 … 続きを読む

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心斎橋で電気温灸器始めました。

前から気になっていました「電気温灸器」を導入しました。 これは知り合いからビワの葉温灸のお話しを聞き、 ふじわら治療院でもビワの葉温灸を取りれたいと思ったからです。   ビワの葉温灸とは、ビワの葉を体に当て、その上から熱を加えて ビワの葉の成分を体に浸透させるという温熱灸の一種です。   ビワの葉には、「アミグダリン」という成分があり、 「アミグダリン」は体の免疫力や抗病力を高める働きがあるとされ、 ガン細胞だけを破壊してくれるとされています。   *ビワの葉の効果 1抗がん作用 2鎮痛作用 3殺菌作用 4血液浄化作用   ふじわら治療院では今後、ビワの葉温灸も導入しようと考えていますが、 まずは電気温灸から始めます。 温灸には、もぐさを使用した温灸もあるのですが、 けむりが凄すぎてマンションの警報機が作動してしまうといけないので 煙の出ない電気温灸器にしました。 電気温灸器もジワーと温かくてとても気持ちがいいです。   電気温灸器の特徴は、 1もぐさのお灸と同じジワッ、ズーンという温熱感が得られる 2まろやかな温熱感で体の深部まで熱が伝わり温かさが長く続く 3火を使わないので跡が残らず、嫌なにおいや灰もでない 4肌着などの薄手のシャツからも当てられる 5もぐさのお灸が出来なかった顔などの当てにくい場所も当てられる   温灸の効果 1疲労回復 2血行促進 3筋肉の疲れを取る 4筋肉のコリをほぐす 5神経痛・筋肉痛の緩和 6胃腸の働きを活発にする   これから冬に入り、寒くなる季節です。 … 続きを読む

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腰痛のトリガーポイント

前回、腰痛の原因になる筋肉をお話ししました。 今回は、腰痛が起こる筋肉のどの部分に トリガーポイントが存在するかを説明します。   腰の筋肉のトリガーポイント   1最長筋 胸椎11胸椎周囲の最長筋に起こりやすく、関連痛は仙骨から臀部に痛みを感じる。 腰椎1腰椎周囲の最長筋にも起こりやすく、関連痛は仙腸関節から腸骨にかけて痛みを感じる。   2腸肋筋 胸椎11胸椎周囲の腸肋筋から起こりやすく、関連痛は肩甲骨付近から腸骨にかけて痛みを感じる。痛みは時に腹部まで感じることがある。 腰椎1腰椎周囲の腸肋筋から起こりやすく、関連痛は臀部の深部に痛みを感じる。   3腰方形筋 第12肋骨周囲の腰方形筋から起こりやすく、関連痛は仙腸関節から腸骨にかけて痛みを感じる。 腸骨周囲の腰方形筋から起こりやすく、関連痛は臀部から足の付け根にかけて痛みを感じる。   4多裂筋 胸椎、腰椎の周囲の多裂筋はどの場所からも起こりやすく、トリガーポイント周囲に関連痛を引き起こす。 特に第2腰椎と第1仙椎でのトリガーポイントは腹部にも関連痛を引き起こす。   5大殿筋 仙骨周囲の大殿筋から起こりやすく、関連痛は仙骨から脚の付け根にかけて痛みを感じる。 臀部後方の大殿筋から起こりやすく、関連痛は臀部全体と深部に痛みを感じる。   6中殿筋 腸骨後方の中殿筋から起こりやすく、関連痛は腰から仙骨にかけて痛みを感じる。 腸骨前方の中殿筋から起こりやすく、関連痛は股関節から仙骨にかけて痛みを感じる。   どの筋肉が腰痛に関係しているかを把握し、 治療をすることで早期に痛みが軽減してくれます。 痛いところが悪いとは限らないです。 痛みのある周囲に原因となる筋肉は存在します。 トリガーポイント療法で痛みのある生活から抜け出しましょう。        

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腰痛の原因である筋肉は?

寒くなり、インフルエンザや風邪が流行りつつあります。 予防のために手洗いうがいはこまめに行いましょう。 あと寒くなると多いのが「腰痛」です。 原因の多くは筋肉のこわばりからくる「腰痛」です。 寒さの影響で血液循環が悪くなり腰の筋肉がこわばります。 こわばった筋肉を無理に動かそうとして痛みが生じます。 「朝、腰が痛いけれど動き出したら痛みがましになった」 という経験はありませんか? これは朝こわばっている筋肉が少しづつ動きを出したことにより 筋肉に血液が流れ始めてこわばりが解消していったことによるものです。   腰の筋肉 1最長筋 背骨のすぐ横にお尻から首まである筋肉。脊柱の伸展と側屈に作用する。 2腸肋筋 最長筋の横にありお尻から首まである筋肉。脊柱の伸展と側屈に作用する。 3腰方形筋 第12肋骨から骨盤につながる筋肉。股関節の引き上げや側方湾曲に作用する。 4多裂筋 背骨の奥にある小さな筋肉。おしりから頸部まである。 頸椎と腰椎の伸展と外方への側屈。胸椎の回旋に作用する。 5大殿筋 仙骨周囲から大腿骨外面にある筋肉。股関節の伸展に作用する。 立位では骨盤が前方に屈曲するのを防ぐ。 6中殿筋 骨盤の側面から大腿骨にかけてつながる筋肉。股関節の外転に作用する。   これからの筋肉がこわばりを見せると腰痛が発生しやすい。 腰周辺にあるこれらの筋肉は、 座位や立位の体の姿勢保持に使われていたり、 歩行時の骨盤の安定に使われていたりするので いつも働いている筋肉といってもいい。 その筋肉がこわばって本来の動きができないと痛みとして現れます。 「腰痛」を出さない為には普段から腰の筋肉のケアが必要です。 鍼灸治療やマッサージ、ストレッチ、入浴など腰のケアはいろいろあります。 自分に合ったケアを見つけ腰痛のない生活を心がけましょう。

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心斎橋、南船場のお店

大阪市の心斎橋、南船場に治療院を構えて先月で9年になりました。 この9年間はあっという間に過ぎて行った感じがしています。 2017年10月2日で10年を迎えることになります。 10年を迎える前にちょっとリニューアルでもしたい気分になってます。 それは、心斎橋、南船場もかなり変わってきたからです。 私が治療院を構えた9年前の心斎橋、 南船場4丁目は、アパレルメーカーが出す店舗や 大手美容メーカーの美容院が点在し、 美容に意識の高い人達で賑わいを見せていました。 その影響で多くの美容院やエステサロン、服屋さんや雑貨屋がありました。 鍼灸治療院や整骨院はまだまだ少なく、マッサージ屋が少しあったくらいでした。 現在では、大手メーカーさんは撤退し、 大きなテナントは飲食店に姿を変えています。 本当にここ数年で南船場4丁目は飲食店がたくさん増えましたね。 新しいお店が増えると街の雰囲気が変わります。 街の雰囲気に合わせたお店作りも必要なのかなと考えています。 しかし、中には昔から変わらずお店をしているところもあります。 ふじわら治療院のお隣には48年も続いているお好み焼き屋 「とんぺい」さんがあります。 姉妹でお好み焼き屋を営んでおり、私もよく買いに行きます。 長く愛されているお店は魅力的です。 ふじわら治療院も街の雰囲気に溶け込みながら 長く街の人に愛される治療院を目指していきたいと思います。

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腰痛予防に鍼灸治療を

今週に入り、一段と寒さが増してきましたね。 風邪やインフルエンザにかからないように 体調管理はしっかりとしておきましょう。 寒くなると多くなるのが、 「腰痛」です。   最近、ふじわら治療院では腰痛患者さんが増えています。 「荷物を運ぼうとして腰に痛みが出た」 「衣類の整理をしていたら腰に痛みが出た」 「掃除機をかけていたら腰に痛みが出た」 「長時間外に立っていたら腰に痛みが出た」 「新幹線の移動が多く、立ち上がる際に腰に痛みが出た」 などいろいろな場面で腰痛を引き起こしています。   原因は無理な姿勢と冷えが重なって起きていると考えています。 今まであまりやらない姿勢を取っていると 腰の筋肉に負担がかかり、疲労から筋肉の緊張に変わります。 そこで冷えると、腰の筋肉が余計に緊張し痛み出します。 体はまだ寒さに対してなれてはいません。 今まで腰に無理な体勢をしていても腰痛が出なかった人も 寒さが重なることでより一層腰の緊張が強くなり 腰痛を引き起こしてしまったと考えられます。   そこで必要になることが腰の「筋肉の柔軟性」と「血行促進」です。 筋肉の柔軟性があれば、緊張を防ぐことができ、 血行がよくなれば体が温まり、筋肉に十分な栄養も行き届き 柔軟性も維持できます。   「筋肉の柔軟性」と「血行促進」に最適なのが 「鍼灸治療」です。 鍼治療で筋肉を柔らかくし、柔軟性を整え、 灸治療で体を温めて血行を促進させます。   皆さんは鍼灸治療を痛みを取る治療と考えていたり、 整形外科では見てもらえない痛みに対して 鍼灸治療を考えていたりしていませんか。(これらも間違ってはいません)   鍼灸治療とは、本来、未病を防ぐ治療として 古くから使われていた治療方法です。 痛みを出す前に鍼灸治療をして体を健康な状態に保つ。 … 続きを読む

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眼精疲労に鍼灸治療

最近、とくに眼精疲労が気になる私であります。 PCの使い過ぎやスマートフォンの使い過ぎにより 目を酷使していると自覚しています。 街ではスマートフォン片手にうろうろしてみたり(ポケGO)、 地下鉄ではスマートフォンを見ている人をたくさん見かけます。 これだけ画面を凝視していたら目が疲れないわけがありません。 眼精疲労にお悩みの方は多いはずです。(私もです) 眼精疲労には鍼灸治療は効果的だと考えています。 肩から頸部にかけての血流を改善させ、 顔に新鮮な血液を送り込み、目の疲労を改善させる。 同時に自律神経のバランスを調整し、体をリラックスさせ、 目を休めさせる。 目の疲れを取る事で頭がスッキリとして仕事の効率が上がります。 美容室で頭を洗ってもらうときに頭皮マッサージをして 目の前がスッキリした経験はありませんか? これは頭皮の血行が改善し、目の血流も改善した結果です。 側頭部やこめかみへの鍼治療も眼精疲労には有効です。 こめかみや側頭部の鍼治療は美容鍼灸でよく行われています。 もともとは眼精疲労の治療や顔面神経痛などの治療に 顔への鍼灸治療が行われていたのですが、 顔色や皮膚の状態の変化に着目した先生たちが美容に応用し、 現在の美容鍼灸へとつながっています。 なので美容鍼灸を行うことで眼精疲労や片頭痛、 鼻づまりなど症状の解消にもなります。 眼精疲労でお悩みの方は一度鍼灸治療をしてみてください。 美容にも効果のある治療で、 「目をスッキリ」、 「フェイスラインをスッキリ」、 「頭をスッキリ」、 してみませんか?

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頭痛治療に鍼灸治療は適応か?

頭痛に悩まされたことはありますか? 私は頭痛にはまったく無縁だと思っていました。 しかし、最近は頭痛に悩まされることが度々あります。 (スマホの見過ぎによる眼精疲労からくる頭痛ですね)   頭痛には色々な頭痛があります。   1・症候性頭痛(脳や全身の病気が原因の頭痛) 病気が原因で起こる頭痛で、脳腫瘍、くも膜下出血、脳こうそくなどの 脳血管性障害によるものや副鼻腔炎、髄膜炎、側頭動脈炎などの 全身の病気もよるものなどがあります。 これから早期に病院への受診が必要です。   2・慢性頭痛(脳自体の異常がない頭痛) 一般にたくさんの方が起こる頭痛です。 慢性頭痛にはいくつかのタイプがあり、 「片頭痛」、「緊張性頭痛」、「群発頭痛」があります。   *片頭痛 脈拍に合わせてズキンズキンと拍動しながら痛む頭痛。 原因としては血管が拡張して神経を刺激し、痛みが起こるとされています。 睡眠不足や生活の乱れ、緊張からの解放、月経、アルコールなどが 原因になるといわれています。   *緊張性頭痛 頭をギューッと締め付けられるような頭痛。 後頭部周辺に起こりやすい。 原因としては、姿勢の悪さ、首肩のコリ、目の疲れ、歯のかみ合わせ ストレスや精神的な緊張から起こるとされています。   *群発頭痛 目の奥がえぐられるような頭痛。 決まった時間に片側だけに起こる。 直前に目のかすみ、首の張りなどが起こる。男性に多い。   片頭痛や緊張性頭痛は鍼灸治療が効果的です。 群発頭痛に関しては予防薬を飲むことが効果的です。   私は鍼灸治療を行う前にまず病院への受診を薦めます。 これは鍼灸治療が適応かを見極めてもらうためです。 … 続きを読む

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