スポーツ障害の発生には、筋・関節の疲労や柔軟性の低下、筋力不足、筋力のアンバランスなどが要因として挙げられます。
柔軟性の改善と疲労の回復にはストレッチングが効果的です。
ストレッチングには、骨格筋の緊張緩和、関節可動域の増大、末梢循環の促進による疲労物質の除去などの生理学的効果があるといわれています。
ストレッチングのチェックポイント
呼吸法 吸う ・ 吐く ・ 止める
ポジショニング 四股の位置 ・ 姿勢
押し方 やさしく・ソフトに ・ 痛くない程度に
意識 伸展しようとする筋への意識
動き 力が入っているか ・ 抜けているか
これらのポイントをおさえながら行ないましょう。
スタティック・ストレッチング
よく知られているストレッチングです。
反動や弾みをつけずに、筋肉をゆっくりと伸ばしていき、その伸展した状態を維持する静的なストレッチングです。姿勢維持時間は徐々に延ばしていき、60秒くらいを限界とします(それ以上筋肉を伸ばすと縮もうとする性質がでます)。呼吸は止めずに自然に行なう。呼吸ができない場合は無理な姿勢か、動きが正しくないことがあるので無理をせずゆっくりと行ないましょう。
このストレッチングは、筋肉の温度が高まっていないと効果が少ないので、ウォーミングアップの際は十分に体を温めてから行ないましょう。